2月の行事

 余寒未だ厳しく肌を刺すばかりだが、各位においては如何お過しだろうか。

 日曜日は節分であった。前の記事で回遊君が恵方巻きを食べた話をしていた。彼が食べたのは最早恵方巻きでは無くてただの太巻きだろうという気がしないでもないが、それはまあいい。各位は豆を撒いただろうか?

 

 もし撒いていないのならば、どうだろう、クラブのイベントとして豆を撒こうではないか。いや、節分に限らず、今月の他の行事もクラブで片付けようではないか。

 残りの2月の行事としては、まず、明日の針供養がある。豆腐に折れた針を刺して川に流す行事である。富山や石川では、この日は針に触れないという風習もあり、これを針歳暮と呼ぶ(易ペディアより抜粋)。

 後は14日のバレンタインデーである。聖バレンティヌスやキャプテン・クック等が非業の死を遂げた忌日である。本邦では、浮かれた男女間で菓子類の授受が行われる(易ペディアより抜粋)。

 ……。いや、別にバレンタインデーが嫌いなわけではない。私が厭なのはあの義理チョコというヤツである。あれは「日頃お世話になっていることに対する感謝の気持ち」なのだそうだ。それなら、1ヵ月後、ホワイトデーに3倍の返礼を要求されるというのは全体どういうことなのだ。香典返しその他諸々を鑑みるに、儀礼的な贈り物に対するお礼は頂いた物の半額が相場であろう。なんだ3倍って。ふざけてはいけない。

 出費も馬鹿にならないので、今年は虚礼廃止として義理チョコの受け取りは拒否しようと思う。本命なら大歓迎だが、まず貰えるあてがない。

 

 話が大幅に脱線した。2月の行事である。主なものは、節分、バレンタイン、針供養の3つであろう。旧正月もあるが、この間新年会を催したばかりなので割愛する。

 この3つをバラバラに実施すると面倒なので、一つにまとめてしまおう。ハート形のチョコに、折れた針を何本も刺し立て、道行くバカップルにぶつけ、歳の数だけ食べさせるのである。

 

 おお、猟奇的だ。溜飲は下がるだろうが、こんなことをしたら間違いなく逮捕されてしまう。実施は難しい。建議を提出するのは取り止めにして、ブログに書いておくだけに留めよう。

 

十薬庵