ブログ当番であることをすっかり失念していた。
今週は、もとい、先週か。先週は期末考査期間であり部活は無かった。部員諸君は無事に乗り切ったであろうか。私の或る友人は呉羽山中で、たまたま狂疾に因りて殊類と成ってしまった。今となっては長嘯を成さずして但だ嘷を成すのみである。残念なことだが、我がクラブでは稀によくあることである。
さて、先々週、先週の二週に亘り部活が無かったので、記事上で報告すべき事柄はなにもありはしない。なのでいつもより堂々と、活動にあまり関係ない事を書き散らすことにする。
今回は、我がクラブの部名の由来縁起書きを試みる。
周知の通り、我がクラブの部名は「富山大学大道芸クラブ バイシクル」である。略称として「遊球部」を用いることもある。また、英語ではPerformers and Tellers Association、長いから縮めてPTAである。部員諸君も機会があったら「富大のPTAに所属しています」と自己紹介してみると良い。不審な、或いは不信な目で見られること請け合いである。
部名のうち、「富山大学大道芸クラブ」には別段不審の状もあるまい。富山大学の、大道芸を主たる活動とする、クラブである。
強いて述べておくとしたら、「サークル」「研究会」「同好会」「部」ではなく「クラブ」の号を用いた理由であろうか。理由は2つある。
まず一つ、本学の公認団体を見渡してみると、「クラブ」の号を用いているのは我が大道芸クラブの他にギターマンドリンクラブ、ペンクラブ、フォークダンスクラブ、フォークソングクラブの5つしかない。(数え間違いではない。ギターマンドリンクラブは五福・杉谷の2キャンパスに1つずつ計2つ存在する。)
この内、フォークダンス・フォークソングはそれぞれF.D.C、F.S.Cと名乗っており、ギターマンドリンクラブは主にギタマンと呼ばれている。ペンクラブはそのままペンクラブと称することが多い。
つまり、我がクラブが発足した段階では、単に「クラブ」と称されている、或いは称している団体は無かったのである。これにより、我がクラブは「クラブ」を人称代名詞としてほぼ独占的に利用できるのである。(例:「クラブに対する不利益を排除することも会計の職務の一部です」)些少なりとも印象付けにはなろう。
理由二つ目。クラブ発足の理念として初代部長・拾い絵君が掲げた理念に「何でもあり」がある。この理念は今日に至るまで「5W1Hオールフリー主義」、或いは「為したい者が為したい事を為したい時に為したい様に為したい故に為す」として知られるクラブの部是となっている。この理念に基づき、大道芸クラブの発足はジャグリング同好会・占術研究会の2サークルが合同する、という形を取った。つまり、「大道芸クラブ」を「ジャグリング同好会」「占術研究会」の上位概念とすることにより、その2サークル以外の「同好会活動」「研究会活動」「サークル活動」を活動の内に柔軟に取り込み得るようにしたのである。この仕組みは、現在の制度上は「部門」として運用されている。
で、これにあたり「同好会」「研究会」「サークル」の上位概念としての号を考えようとしたのだけれど、生憎と良い語彙が浮かばなかった。仕方ないので「部」「クラブ」のいずれかを名乗ろう、そうすると「大道芸部」より「大道芸クラブ」のほうが語感が典雅である、という運びになり、理由1と併せて「富山大学 大道芸クラブ」の部名が定まったのである。
さて、「富山大学大道芸クラブ」として半年ほど活動した我がクラブであるが、次第に「大道芸クラブ○○」と言う形に部名を改めよう、という機運が盛り上がってきたのである。と言うのも、正直、「富山大学大道芸クラブ」は長いのである。しかも、下手するとこの長い部名の後に部門名が続くのである。正しく肩書を名乗ると大変なことになる。「富山大学大道芸クラブ部長兼ジャグリング部門部門長坂上拾い絵」「富山大学大道芸クラブ首席副部長兼家政学研究部門部門長太郎」「富山大学大道芸クラブ会計兼占術部門部門長福寿亭十薬庵」クラブ発足三役員を肩書と活動名で表記しただけでこのざまである。対外的な文書の作成など酷く煩わしい。自己紹介もまるで念仏である。
だから、「富山大学大道芸クラブ」を暗黙の了解として内包する固有名詞が求められた。たとえば、「ふだい」と言えば、学内及び学外の結構な範囲で「富山大学 劇団」の部分は省略しても伝わる。このように、短くスマートで定着しやすくオリジナリティーある固有名詞が求められたのである。
結果として「バイシクル」が採用されたのである。バイシクル即ち自転車。自転車等の二輪車は一見不安定なようだが、実は前に進んでいる間は、乗り手が妙なことをしない限り転ばないようになっているのである。しかも環境にも優しい。実に我がクラブらしい部名と言えよう。
ただ、なぜ部名がバイシクルに決まったのか、実はあまりよく覚えていない。ただ、決定前にこのような会議が行われたような記憶はある。
部長・拾い絵 「クラブ名どうしよう?」
首席副部長・太郎「クラブの特徴を一言に纏めたら良いんじゃない?」
会計・十薬庵 「クラブの標語とかもありですね。」
太郎 「標語・・・、オールフリー?」
十薬庵「商標登録ですね。」
太郎 「じゃあ・・・、スーパーフリー?」
拾い絵「それはまずい」
十薬庵「やっぱり特長の方にしましょう。」
拾い絵「うちのクラブの特徴って?」
十薬庵「・・・財政状況が自転車操業です。」
三役 「・・・」
関係あるかどうかは定かではない。ともあれ、我がクラブは「富山大学大道芸クラブ バイシクル」となった。惜しむらくは、我々の代では「バイシクル」を「ふだい」レベルまで定着させるに至らなかった。単に「バイシクル」と名乗っても「富山大学大道芸クラブ」だとは分かってもらえないのである。つまり、所期の目的は達せられなかったのである。「富山大学大道芸クラブ バイシクル部長兼ジャグリング部門部門長坂上拾い絵」「富山大学大道芸クラブ バイシクル首席副部長兼家政学研究部門部門長太郎」「富山大学大道芸クラブ バイシクル会計兼占術部門部門長福寿亭十薬庵」余計長くなっただけである。残念なことである。後輩諸君には、バイシクル単独でも通用するよう頑張ってもらいたいと思う。
後、略称の遊球部について。これは発足時に拾い絵君が部名候補として示した案の一つである。球で遊ぶから遊球。遊ぶ、と言うあたりが適度に弛緩しており、我がクラブらしくてよい。語感もYouTubeのようで大変スタイリッシュである。部名としては流れてしまったが、略称として採用された。
個人的には英語でYouCubeと書いてもお洒落であろうと思うのだが、これだと意味が伝わらない。YouTubeのTubeは、動画を人と人を接続する管に喩えたものであり、だから「YouTube(貴方と繋がりたい)」というような意味なのだ、と聞いたことがある。その例によれば、「YouCube(貴方と立方体)」うん、意味が分からん。
「クラブ」「バイシクル」「遊球部」「PTA」。部員諸君は必要に応じて自由に使い分けられるがよろしい。
十薬庵
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hiroea (月曜日, 05 8月 2013 15:25)
一週間くらい主食を馬鈴薯にしてみてくれ給へ
太郎 (月曜日, 05 8月 2013 15:44)
拾い絵に、太郎はおバカを演じたおバカさんだよねって言われたけど、それって要するにただのバカだよね。ちょっとしばいてくる。
sekstelefon (火曜日, 31 10月 2017 21:44)
anagramówka
tani seks telefon (火曜日, 31 10月 2017 23:26)
osrebrzając