特記事項:
先週木曜日に新入部員を1名迎え入れた。
今週末は学祭。焼き鳥と飲料を経済学部棟前で販売。
学祭用の衝撃的なポスターと健常な看板がそれぞれ拾い絵君、清水君の手により完成せらるる。また、手持ち看板の作成には劇団ふだいから多大な助力を頂いた。厚く御礼申し上げる。
ほか、クラブはなべて事も無し。以下例のごとく乱文書き流し。
さて、豊穣の秋である。保存食を作ろう。今回まずご紹介するのは干し柿である。
材料は無論柿である。出来るだけたくさん用意しよう。渋柿を用いるのが望ましいが、無ければ甘柿でもかまわない。ただ、大ぶりのものは干しにくいので小さめのものを用意しよう。大きいものは薄切りにしてざるに並べて干すのも可。
まず、柿を洗い、皮をむく。このときはステンレス製の刃物を使う。鉄製は避けるべきである。向いた皮は糠床にでも入れると良い。ヘタはとってはいけない。
次に、柿を熱湯に潜らせる。カビ防止である。面倒なら省略してもよい。
続いて、細縄、或いは縄状の荷造り紐に柿を数珠つなぎにする。ヘタの枝の部分を縄の撚り目に挟むようにすると良い。縄が無ければビニール紐を使ってもよい。この場合は、ビニール紐に裂け目を入れてヘタをくくる。ヘタが取れてしまったものは、実の上の方に竹串を刺して縄をかける。
後は軒下に吊るして乾かすだけである。雨に濡れないように注意。生乾きくらいになったら時々揉んでやると良い。柔らかくなり、形もよくなる。
天気にもよるが、半月も干せば完成である。なお、干し柿の表面にふく白い粉は結晶化した糖分である。カビではないので洗い落としたりしないように。
さて、完成した干し柿の食べ方である。まず、そのまま食べておいしい事ははた言うべきにあらず。コンポートや柿なますにしても美味である。
コンポートの作り方。まず濃い目に紅茶を淹れ、干し柿を浸けてもどす。それを紅茶ごと崩れない様に弱火で煮る。仕上げに洋酒を一垂らしし、香りを付けて完成である。
柿なますはの作り方。大根、ニンジンを細切りにし、水で洗い、水気を切る。これを同じく細切りにした干し柿と合わせ、甘酢で漬けて完成である。甘酢は酢と砂糖を容積比2:1の割合で混ぜ、若干塩を加えて作る。
干し柿を保存するときは、キッチンペーパーにくるみ、ジップロックにいれて冷凍するのが無難である。それでも来年のサクランボが出回る頃までには食べきるようにしたい。
以上、大道芸クラブバイシクル家政学研究部門『惣菜帖』より一部引用。あと2つくらい保存食のレシピを書くつもりだったが、疲れたのでここまで。次回に続く。
十薬庵
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ヒロイエ (木曜日, 10 10月 2013 09:37)
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