これは、私が実際に体験した出来事です。
あれは高校2年の夏の夜。
エアコンをつけるほどの暑さではなかったので、部屋の窓とドアを開けっ放しにして風通しを良くして寝ていました。
ふと、目が覚めました。
私は金縛りにあっていました。
金縛りはよくあっていたので、またか...早く解けないかな...くらいに考えていました。
その時、私の顔はドアの方向を向いていました。
すると、ドアの向こうの廊下を人影が通り過ぎました。
私は目がとても悪いので人が通ったくらいにしか認識できず、誰が通ったかは分かりませんでした。
「誰かトイレにでも行ったのかな?」
少し時間がたつとまた人影が先ほどとは逆方向に通り過ぎていきました。
「やっぱり誰かトイレにでも行ってたんだな。」
しかし、通り過ぎたはずの人影が戻ってきてドアの前に立ち止まりました。
さらに、体をこちらに向けてきました。
その人影は少しずつ少しずつこちらに近づいてきました。
夜中ということ、金縛りにあっていることもあり、自分の中でこれは人間ではないものなのでは?という不安と恐怖が出てきました。
私がビビりだということもありましたが。
私は恐怖に耐え切れなくなり声を出して助けを呼ぼうとしました。
「誰かーっ!誰かーっ!」
私はこう叫んだつもりでした。
しかし、金縛りにあっていると声すら出なくなっていました。そのため、実際には
「あ"...あ"...」
ほんとに小さな声しか出ませんでした。
それでも人影は少しずつ少しずつ近づいてきます。
もう私との距離は1mもありません。
それなのに人影は人影としか認識できなかったのです。
叫びたい、助けを呼びたい。この気持ちだけは大きくなっていくのに声が出ません。
心臓が破裂するんじゃないかというほど鼓動していました。
ここから先の記憶はありません。
目が覚めると朝になっていました。
私はすぐに家族に、この家には得体のしれないものがいると話しました。
こんな家にいたくない。引っ越したい。
すると母親が言いました。
母「その人影、私だ。」
私「お前だったのか。」
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砂時計 (水曜日, 04 6月 2014 20:32)
平安時代って、やっぱり何が起こるかわかりませんね。
ご存命のようで何より。
ひろいえ (水曜日, 04 6月 2014 22:46)
平安時代のエアコン…
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sekretarka
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