多分、最も初歩的かつ最もシガーらしい技がこれなのだろう。手で持った二つのボックスの片方を離し、空いた手で先ほどまで挟まれていた箱を持つ。次にその箱を掴みに行った勢いのままに箱を下側から「抜き」、今度は先ほどまで持っていた(現在は浮いている)箱を挟み込みに行く。これが中抜き。尚、図2の時に黄色い箱を上から抜いても無論構わない。難しさは人それぞれだと私は思う。
なにせ簡単な技であるため、下の図には手が描くべき軌道を省いてある。今後も簡単だと判断した場合は省く。面倒だから。
今度は外から抜く。「外から抜く? 別に抜いてなくね?」 そんなことは私知りません。とにかく以下のとおり。
一度全てを手放して新しく物事を始めるのは、どの世界に於いても実に抵抗と恐怖を伴う。しかし、何時までも過去の何かに囚われていても貴方は変われない。きっとシガーボックスもそうだ!(テキトーなこと言ってすいません)…とにかく一度全ての箱を手放し、外側にある箱を掴む。その後は中抜きの時と同じ要領で、掴んだ箱を反対側に移動させ、やはり挟み込む。
これが出来ると ちょっぴり嬉しい。そんな技です。
ここに一つ断っておきます。私はシガー専門ではありません。よって、どんなポピュラーな技でも今回みたいに名前がわかんなかったりするんです。
本来なら、中抜き→外抜き→両抜き 話を進めていくのが多分普通。しかし、個人的には両抜きは前者二つに比して少し難しいきらいがあるのでここで息抜きというわけである。
これらの技は将来的に様々な技に組み合わせたりすることでその真価を発揮する、いわばクリスマスツリーにくっついている Candy cane 的な技である。説明は不要。図を見るべし。ただ、ポイントは、回転させない箱が動じないように(本来予定されていたポジションからはずれないように) すること。また、ここには4つの技が示されているが、発想次第では様々なオリジナル技を生み出せるかもしれない。
こんな初歩的な技でも、図3のようにするのは中々難しいかも?