今回は「トランスファー」を紹介します。
トランスファーは受け渡すという意味で、
手の甲をつかったクレイドルトランスファーを解説します。
クレイドルは揺りかごの意で、
反復運動がその様子に似ているから、
クレイドルトランスファーなのでしょう。(十薬庵談)
手の甲のクレイドルトランスファーの解説後に、
腕の上を転がす、アームロールをしてから、
トランスファーに移る動きも解説します。
動画をどうぞ。
最初の難関が、手の甲側でのボールの固定です。
人差し指中指の間でボールを留める、
若しくは人差し指薬指の間、中指を折る形にしてボールを留めるのが一般的な方法だと思われます。
この状態でボールを固定して落とさないように練習しましょう。
固定できましたら、少し手首を曲げて手に傾斜をつけます。
このとき若干外側に曲げるようにします。
あんまり勢いよく傾けると痛い目にあいますので、最初は恐る恐るやりましょう。
落としても大丈夫な床、ボールで練習すると良いでしょう。
ボールを手の甲で回転させるように、気持ち押し出す感じでいくと上手く転がります。
反対側の指の間で、トランスファーした後しっかりと受け止めるように心がけましょう。
トランスファーしながら腕を上げていくと、
転がっているのに昇っている様な不思議な感じがでます。
次はアームロールですが、手の甲のトランスファーをするのと同様に、
ボールを傾けて勢いをつけます。
傾けるだけで腕の上を転がすと勢いが付きすぎるので、少し転がった後は、
腕を押し出してボールを腕の上で回転させるように肘のあたりまで転がします。
肘の辺りまできたら、外側に腕を傾けて、反対側の手の甲へトランスファーします。